【国産牛】日本国内で飼育された牛は、種類を問わず全て『国産牛』と呼びます。日本で生まれ育った牛のみならず、外国で生まれた外国種であっても、日本国内で3ヶ月以上育てられた場合も『国産牛』と呼ばれます。
【和 牛】日本古来の在来種をもとに交配を繰り返し、改良された食肉専用種の事です。日本では現在、『黒毛和種』『褐色和種』『日本短各種』『無角和種』の4品種を総称して『和牛』と呼び、その他を国産牛と呼んでいます。
それ以外にも・・・
【交雑牛】生産コストの引き下げや、肉質の向上を目的として交配された品種です。『一代雑種牛』とも呼ばれ、乳牛と黒毛和種のような肉牛との間に生まれたオスの子牛などを言います。肉質は父牛と母牛の血統の良し悪しで差が出ますが、脂肪交雑が少ないため和牛よりも価格は安く、乳牛よりも高い評価になります。日本ではホルスタインのメス牛と、黒毛和種のオスとを交配させた交雑種が多く見られます。
※脂肪交雑(しぼうこうざつ)牛肉の肉質の評価で重要とされる指標の一つ。脂肪交雑が良好とは、脂肪組織が筋肉全体に不規則な網目状に沈着している状態を言います。さし、霜降り、マーブリングとも呼ばれます。
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